我が家で1匹の保護犬ちゃんが来ることに決まり、まずはお試しで1週間 飼う事となりました。
保護活動をしておられる方に連れてこられた犬ちゃんはおそらく緊張でしょうか、かなり縮こまっていました。。
保護犬を飼うにあたって、その家の環境と犬がマッチングするのか、例えば我が家のように飼い犬初心者の家や、そもそも他の生き物を飼っている家等、事情は様々ですので、そういった事に配慮して、人間にも、そして犬にとっても、そこで暮らしていく事が良い状況なのかを見極められる時間になります。
この期間設定は非常に良かったな、と思いました。飼い犬についての知識も自信もなかった我が家が、色々と試行錯誤しながら、1週間過ごす事になり、その中で犬ちゃんとの触れ合いを通じて、ほんの少しずつ心が触れ合えた事、そして、この後も一緒にいたい。がんばって最後まで責任を取ろうと改めて決意する為の時間がとれたからです。
保護犬という性質上、犬自身に色々と抱えている問題があり、その問題をしっかりと把握した上で、飼う必要があるからです。
保護活動の方から、犬ちゃんの体の状況や、お試し期間中の注意点を聞き、保護活動をしていく中で必要となった犬ちゃんの必要経費である初期ドックフードやリード、また病院代や薬代諸々をお支払い(お試し期間中でやはり飼育できないとなったら返金してもらえる)して、いよいよ我が家との生活が始まりました。
我が家に来たのは、夜だったのですが、我が家の3人(私と嫁チャンとお嬢)のテンション高とは裏腹に、犬ちゃんはただ知らぬ環境に震え、目も合わせてくれません。。。。
まぁ。。。そりゃ、慣れないよね。。いきなり知らん人と知らん場所だし。。よって、この日はそのまま夜を迎える事になります。
犬ちゃんは我が家のリビングのセンターにケージをおいて、そこが犬ちゃんの寝床となりました。電気を消して、私たちが寝静まると、どこからともなく音がします。
「クォーーーン、クォーーーン」
切ない声がリビングから聞こえてきます。犬ちゃんの遠吠えです。
知らぬ環境に連れてこられて、寂しいのでしょうか。今までの環境ではいつでも他に多数の犬がいたので、1匹だけで居るという事がに慣れておらず、つらかったのかもしれません。この声を聞いて、お嬢はリビングに行き、犬ちゃんのケージの横で一緒に寝てあげていました。結局、遠吠えが聞こえたのは、この最初の一晩だけでした。これが犬ちゃんとのお試し期間の始まりの夜でした。
この犬ちゃんはどういう状況で成長して、保護犬となったのか?そしてお試し期間の間の犬ちゃんの運命はいかに!?
ここからはまた別の話、また別の時に書く事にします。